ブビンガ ボーナス資金の損失額

投資としてバイナリーオプションをおこなっていくにあたって、やはり条件的により恵まれている海外バイナリーオプション業者を選ぶ方も多いのではないでしょうか?
海外バイナリーオプション業者の中でも今、注目を集めているのがブビンガです。
中にはすでにブビンガのトレードで利益を得ている方もいるかもしれません。
今回は改めてブビンガにおけるボーナス資金の損失額について、税金面でどう考えるのかをお話ししていきたいと思います。

「現金化できないボーナスに税金はかからない」という誤解

バイナリーオプションに限ったことではないのですが、投資関連の税金をどうするかで悩んでいる方は多いですし、その悩みにアプローチするようなコンテンツもたくさんあります。
ただ、ご存知のようにインターネット上で公開されているコンテンツというのは玉石混交です。
その中で、間違った情報を正しい情報だと勘違いしたまま過ごしている方も少なくありません。
特に、バイナリーオプションの場合、「バイナリーオプションのプロトレーダーが言ってるんだから間違いない!」と税の専門家でもない人間の言うことを鵜呑みにしてしまうケースもかなり目立ちます。
おそらくボーナスに関する誤解でもっとも多いのが「現金化できないボーナスに税金はかからない」というものです。
実際には、現金化できないボーナスであっても税金がかかります。

所得税法におけるボーナスの考え方

少し難しいかもしれませんが、所得税法におけるボーナスの考え方についても触れておきましょう。
所得税法第36条には以下のような記載があります。

その年分の各種所得の金額の計算上収入金額とすべき金額又は総収入金額に算入すべき金額は、別段の定めがあるものを除き、その年において収入すべき金額(金銭以外の物又は権利その他経済的な利益をもつて収入する場合には、その金銭以外の物又は権利その他経済的な利益の価額)とする。

よくわからないという方がほとんどでしょうが、ものすごくかみ砕いてザックリと表現すると「権利がある時点で収入とする」という意味合いになります。
例えば、ブビンガも含めてほとんどのバイナリーオプション業者では、ボーナスというのはあくまでも取引だけに使える資金であって、現金として引き出せるものではありません。
ただ、現金として引き出せるものではなくとも、1万円分のボーナスがあれば1万円分の取引ができます。
1万円分のボーナスを受け取って1万円分の取引をするのも、1万円分の入金をして1万円分の取引をするのも、「1万円分の取引をする」という点では同じ権利を有していると考えられます。

FX関連の裁判での判決

バイナリーオプションの勉強をするならFX関連の本を読んだほうがいいといった話もありますが、実際に為替相場を対象としているという点ではバイナリーオプションとFXには関連性があります。
FXで付与されるボーナスも基本的には取引にしか使えないものなので、バイナリーオプションで付与されるボーナスと同じように考えていいでしょう。
そこで参考になるのがFX関連の裁判です。
FXについては過去に「FX業者の口座から引き出しておらず、現実には現金として1円も受け取っていないのにも関わらず課税をおこなうのは違法である」ということで裁判になっています。
それに対して国は「決済した時点で収入と考えるので、課税は間違っていない」という主張をおこなっていました。
結果的に、裁判所は原告、つまり納税者側の主張を棄却しました。
もちろん、国と裁判所ということで「きな臭いな」と思う方もいるかもしれませんが、日本の所得税法を考えると別におかしな結果ではないのです。
これはFXだけに限った話ではなく、バイナリーオプションにおいても同じで現金として1円も受け取っていない状態でも課税対象になると考えたほうがいいわけです。
現金ではないから、現金化できないから課税対象にはならないという考え方は捨ててしまったほうがいいでしょう。
特に、今は国も国民から搾り取るのに必死になっていますので、今後はどんどん厳しくしていくことが予想されます。

ブビンガでのボーナス資金の損失額を計上する際に注意すべきこと

ブビンガでのボーナス資金の損失額を計上する際には、注意しておきたいことがあります。
例えば、中にはボーナスは所得として計上せずに、ボーナス資金の損失額だけを計上するといったことを考えている方もいるかもしれませんが、都合のいいほうだけを計上するといったことはできません。
ブビンガでのボーナス資金の損失額を計上するのであれば、ボーナスも所得として計上し、それにプラスしてボーナス資金の損失額を計上しなければいけないのです。
ブビンガでボーナス資金の損失額を計上する際の注意点というよりも、これはすべてのバイナリーオプション業者にも言えることです。

ブビンガのような海外バイナリーオプション業者での税率

先ではブビンガにおけるボーナス資金の損失額の計上についてお話ししましたが、ブビンガのような海外バイナリーオプション業者での税率についても理解しておきましょう。
ブビンガを含めて海外バイナリーオプション業者で得た所得というのは雑所得となり、申告分離課税ではなく、総合課税で考えていくことになります。
要は、他の所得と合算して税額を計算していくことになるわけです。
総合課税には累進課税制度が適用されるため、以下のような税率になります。

課税される所得金額 税率 控除額
1,000円 から 1,949,000円まで 5 0
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10 97,500
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20 427,500
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23 636,000
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33 1,536,000
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40 2,796,000
40,000,000円 以上 45 4,796,000

稼げば稼ぐほど税金で持っていかれるので、変な言い方になるかもしれませんが、ブビンガを含めて海外バイナリーオプション業者で稼ぐのはほどほどにしておいたほうがいいでしょう。

経費の計上で節税を

先ではブビンガでのボーナス資金の損失額を計上するという話をしましたが、経費の計上も忘れないようにしてください。
ブビンガに限らず、バイナリーオプションの経費としては以下のようなものが考えられます。

バイナリーオプションの経費
  • バイナリーオプショントレードをしている間、つないでいるインターネットの費用
  • バイナリーオプションに関する書籍などの代金
  • バイナリーオプションに関係するセミナーへの参加費や参加のための交通費
  • バイナリーオプショントレードのために用意したパソコンやツール、周辺機器の費用
  • バイナリーオプショントレードで発生する取引手数料

税金の無駄遣いしかしない国には税金を払いたくないという方がほとんどでしょうから、正攻法で節税をしていきましょう。
また、経費についての考え方も含めて一度税理士に相談しておくのもおすすめです。
ただし、税理士もピンキリですし、バイナリーオプションに詳しい方でないと正しいアドバイスをもらえません。
バイナリーオプションなどの投資面で強みを持っている税理士をひとり見つけておくと何かと安心です。